Title
re-assembli
ー 遺跡:人間が作り出した建築物の残骸 ー
「re-assembli」は、自然と人間が作り出したものの関係を建築のスケールから追求するプロジェクトで、これまでに、コンサート作品、マルチスクリーンのインスタレーション、VR、印刷物、スクリーン版など、さまざまな形式で発表。人間によって作り出された建築物、遺跡、自然をレーザースキャンで3Dデータ化したものを主な素材とし、それらを変形させ、モジュールごとに再構築して、秩序と無秩序が層をなす新しい時間軸を創出。自然とアートの力をあらわにしている。
自然に侵食された建物や崩壊した建築物が重なり合い、動的に再構築され、異常性を多層的な深みの中で表現する。自然と人間が作り出したものの間だけでなく、抽象的な現象と具体的な現象の間で浮遊するような感覚が拡張される。物理法則の無効化、自然と人工の融合、エントロピーとネゲントロピーの転移などの動作が、この異常性をさらに強調。今回のインスタレーション「re-assembli」では、素材を再プロットし、二連画(ディプティック)と4.1chサウンド、16chサラウンドライトを用いて空間に組み込んで展開している。
Artist
RYOICHI KUROKAWAJP









